宗像の家

HOUSE IN MUNAKATA2024

本計画地は、わずかに高台となった住宅地に位置し、都市からほど近い距離でありながら、遠景まで視界が抜ける緑豊かな里山の風景を擁しています。土地がもつ伸びやかさと静けさを最大限に活かすため、建物は平屋形式を採用しました。

屋根は化粧梁を現しとし、内部から外部へと連続するように架けられています。これにより、室内空間は風景へ自然に伸びていき、建物全体が大地に寄り添いながら広がりを獲得しています。壁は屋根を支える界壁として計画され、内外の分断ではなく、緩やかな境界として存在します。
平屋ならではの屋根の勾配形状は、室内に豊かな陰影とボリュームをもたらし、外的要因——日照や雨風——から生活を守りながらも、閉ざすのではなく、環境と調和し共にある空間をつくり出します。

建物の外周には縁側が連続的に巡り、内と外、生活と景観をやわらかくつなぎます。私たちはこの連なりを「インフィニティグリーン」と名づけました。借景としての緑を日常に取り込みつつ、ホテルライクな豊かさと落ち着きを同時に感じられる居場所を目指しています。

建築概要

計画地 :福岡県宗像市
計画内容:新築 木造平屋建
延床面積:127.47m²/38.55坪
用途  :一戸建の住宅
構造設計:ジムネ構造空間研究所
施工  :株式会社トモテック
照明  :Mantle Inc.
写真  :STRIKE studio 池田清太郎

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