横須賀の集合住宅(SKELETON HOUSE)

APARTMENT IN YOKOSUKA2012

横須賀市のとある駅から徒歩2分、駅前の中高層ビルが建ち並ぶ街区をひとつ入った寺院へと続く参道の、行き止まりに面した集合住宅です。
また、近い将来測道に公園が新設され、新たに賑わいを持つであろう場所に面しています。

資金計画、用途地域、防火地域、など諸条件からRC造、12戸として本計画がスタートしました。RCという半ば恒久的なものに対して、新旧の街の変化、立地特性の変化、収支物件としてのニーズである時代性の変化に対して、柔軟に呼応するため、大きく外側の構造のみをRC造とし、内部である設備周りやロフト空間の床、上下階の界壁を、家具の模様替えをするかの様に変更できるよう、木造(一部コンクリートブロック)の可変性をふまえた簡易部材で構築しています。
またRC打ち放しの部分には、床の可変性に対応するスリットを設け、コンクリート型枠に経済性も踏まえた二次使用の再生型枠を使用しています。
表面はまるで、昔からある荒々しい土木建築の様な、時間を経た無骨な印象になっています。両者のコントラストは可変性と恒久性を同時に捕まえた新しい空間になるのではと考えました。

また、中央の防火壁により、大きく建物を二分することで敷地に対しての避難緩和(2方向避難の有無)を利用して、厳しい面積の要望に答えつつ、将来分棟して二つの建物として活用する可能性も残しています。

それらの要素は、なにか時代性を踏まえつつも、時代性を希薄にした、時間とは別の部分にある建築として存在しえるのではと考えました。

建築概要

計画地 :神奈川県横須賀市
計画内容:新築 RC造2階建
建築面積:137.60 ㎡ /41.62 坪
延床面積:287.42 ㎡ /86.94 坪
用途  :共同住宅
共同設計:進藤強/BE-FUN DESIGN(Y-STUDIO)
構造設計:なわけんジム
施工  :平成建設
写真  :平井広行

受賞・掲載等:
新建築社「新建築」2012年8月 掲載

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