梅屋敷の家(アウトドアハウス )

昔ながらの商店街を一つ入った通りに面する旗状敷地に建つ駅から5分の小さな住宅です。
お施主様ご夫婦は非常に多趣味で週末になるとアウトドアに出かけるアクティブなご夫婦です。ご夫婦の求める豊かさとはウィークエンドハウスが自邸となったような、都会の秘密基地さながらわくわくして日常をおくれる趣味との距離を縮めた生活でした。また、狭小地かつ旗状敷地から隣家がひしめく都心部特有の立地条件に対し通風や採光をいかに取り入れるかがもうひとつのテーマでした。

そこで用途地域が第一種住居地域で近隣に高層建築がないことから、主要な視界や採光を空に向かって広げることでクリアしました。又一部鉄骨梁を用いた浮遊感のある高さの異なる天井は天空光を間接光に換え室内にやわらかく呼び込み光を循環させることに成功しました。さらに2Fにガラス床を設けIFからも空が見え光が届く設計としています。

1Fにおいて豊かな天井高さ、また収納が必用ということで床レベルを二つ設けて天井高さと収納スペースを確保しています。

ボルダリングやカヌー、キャンプや釣り週末に向けての準備やメンテナンスこそ楽しい時間であり生活の豊かさの一つであることを教えていただいた住宅となりました。