旗竿状の敷地に建つ木造2階建の小さなアパートは、「下田町の家」の旗竿形状敷地と線対称に配置され、両者の間に独特な屋外広場を生み出しています。一般的な街区の延長線上にはない、この空間はこの建物に街との干渉帯のような守られた安心感をもたらしています。
建物は1階・2階それぞれに1戸ずつ、計2世帯の住まいです。外観はまるで蔵のように静かに佇み、広場に柔らかな間接光を落としながら、住まいのプライバシーを守ります。内部も水回りは蔵のような形状を持ち、天井の高さを居室に贅沢に配分。限られた経済性の中で、プレーンな天井を保持して斜め上に抜ける生活空間は伸びやかで、日々の暮らしにゆとりをもたらします。
この建物は、住まい手がどのような生活を営んでも、それをを包み込み、日常の中の自由と広がりを感じさせる街の広場のような性格を持った設えになっています。
建築概要
計画地 :神奈川県横浜市計画内容:新築 木造2階建
建築面積:42.26m²/12.80坪
延床面積:80.66m²/24.40坪
用途 :一戸建の住宅
構造設計:ジムネ構造空間研究所
施工 :ジーエスビルド
写真 :鳥村鋼一

















