Lobularia

渋谷区のテナント内装工事です。
店舗の性格は小さな床面積の中に専門ブラントのコスメ商品を扱うコーナーとセレクトショップとして服飾雑貨を取り扱う二つのゾーンが必要というものでした。

そこで共用通路からの視認性も考慮しつつ、店舗部分の必要面積を自由に分断、配分しつつも全体を一体的にとらえることの出来るデザインとして、新たに自由な方向性をもった「壁」を重ね合わせ押し込んだような平面計画としています。またその壁は表と裏で違う配色をほどこしています。

新規壁のテーマカラーによって囲まれた空間は非日常的な内部空間としてコスメブランドを演出し、また裏側の壁に囲まれた空間は間接的にテーマカラーをぼんやりと既存壁に落として外部的な印象を抽象的に作り出し、セレクトショップを演出できればと考えました。

店内を行き来して一体的でありながらまったく違う二つのシーンを体験し、印象に残る店舗となることを試みた店舗です。