墨田の長屋

APARTMENT IN SUMIDA2010

墨田区の昔ながらの古い情緒ある町にある8戸の小さなアパート(長屋)です。
前面道路は2m程度の旗状敷地に計画致しました。本物件は若いご夫婦の投資用物件であり、面積やコストの課題をクリアしつつ、いかにオリジナリティーを産み他物件と競争するかがテーマでした。

最大限に住戸数を確保するため敷地に対して最大の建築面積をとる必用がありました。
長屋の規則によって共用の各住戸へのアプローチは幅員2m以上必要である事や前面道路幅員の狭さからおきる厳しい高さ制限を天空率緩和を採用した結果この建物の特徴でもある一見、不思議な曲線形状が外壁に現れています。

それは最小通路かつ最大建築面積であり、さらに意匠性をもった最もよい回答の一つのデザインが生まれたと考えます。
又内部空間はメゾネットで構成しており一階に自転車愛好家をターゲットにした大きな土間空間をもうけ、二階にはトップライトを設け明るさを確保しました。木造二階建て+各階ロフトとして気積を十分に確保して 狭小ながら豊かさを感じる空間を目指しました。

建築概要

計画地 :東京都墨田区
計画内容:新築 木造2階建
建築面積:146.17 ㎡ /44.22 坪
延床面積:292.34 ㎡ /88.43 坪
用途  :長屋
共同設計:進藤強/BE-FUN DESIGN(Y-STUDIO)
写真  :吉村昌也

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